今回のテーマは『移乗』(どんな対応も、まずはしっかりとした基本から)でした。
ヘルパーさんの身体を守る意味でも講師の伊東さんはいつになく真剣です(笑)もちろん受講生のヘルパーさんも真剣でした。担当サービス提供責任者も何か言いたそうに見守っています。
日々ヘルパーさんはお客様に接しながら、色々な形で支援をしています。支援をしながら「こんな方法で良いのかな?」「他にも方法はないのかな?」といった疑問や不安が出てきます。このような疑問や不安を解消する意味でも、普段の介助動作を振り返り、身をもって復習するような実技研修は大切なことだと感じました。できるだけ機会を増やそうと思います。
従来、お客様を移乗するときは、できるだけ身体を密着させるような指導が行われてきました。ところが、これではヘルパーさんだけに負担がかかってきてしまい腰痛などの原因になってきました。一方的な思い込みだけの非科学的な介助は、思いがけない事故を招き、お客様とヘルパーさんの身体的な苦痛や精神的な負担になってしまいます。
今回の研修では、そのような日常生活にありがちな悲劇を軽減するために、人間の自然な動きを生理学や物理学基づいて分かりやすく解説することを心掛け、私達が日常的に繰り返している車椅子操作や立ち上がり動作や寝返りなどといった生理的な動きから分析したベットからの介助方法を当社のお客様を想像しながら説明しました。
教育課 植島淳
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