
Now Loading
社長のおすすめ図書
子供の頃から「おばけ」や「ゆうれい」の類は大の苦手である。
ロマンの欠片も解しないお袋からは「そんなものは世の中にいない!大人になってそんなんでは恥ずかしい!」と、よく叱られたものである。
確かに私は彼女の予言通り恥ずかしい大人になった。今でも「おばけ」が苦手である。
しかし人類、いや動物というものはそもそも未知なるもの対し恐怖心を抱くものである。
我々はそのようにして進化してきたのだ。
彼女に進化の原理であるとか、ロマンについてじっくりと講義してあげたいが残念なことに去年9月に他界した。
実にくやしい限りである。
そんな極近しい関係にあった彼女が「ゆうれい」として現れても私は怖いのであろうか?
重ねて残念なことにまだ彼女は一度も私の前に現れていない。
たぶん違う意味で怖いとは思う。
(生まれてこの方、彼女には怒られ続けてきた。あの世でも性格が変わらないとすれば・・・)
横浜、反町で居酒屋を営む荘太郎は前妻しず子と死に別れた後、再婚する。
そんな新婚夫婦のもとに突如死んだしず子が現れる。
初めは当然のように驚く二人であったが、毎晩現れるしず子に対し次第に親近感にも似た感情を持ち始める。
そして・・・。
映画もされた本書。
映画はドラマ仕立て、本は落語仕立て、合わせてお楽しみください。